泉区版 掲載号:2015年6月25日号 エリアトップへ

非行少年の心に寄り添う(上) 犯罪や事件になる前に この連載は全3回で非行少年を正しい道へと導く活動を取り上げます

掲載号:2015年6月25日号

  • LINE
  • hatena

 ボランティアの大学生が非行少年に勉強を教え、交流することで立ち直り支援を行う「大学生少年サポーター」という制度がある。神奈川県警察少年相談・保護センターと学生が連携した活動の一つで、県内では横浜市から始まり、今年で10年目を迎えた。この連載では非行少年を正しい道へと導く活動を取り上げる。

      ◇

 非行少年に関する相談は神奈川県全体で昨年は3929件。うち9割を県内8カ所にある少年相談・保護センターで受けている。相談は保護者からが最も多い。内容は交友関係の問題、万引きなどの犯罪、いじめによる被害など、さまざま。「なかなかうまくいかない子たちに手を差し伸べ、犯罪や事件を起こしたり、巻き込まれたりする前に解決することが私たちの役割」。そう話すのは、横浜第一方面事務所(戸塚区)の少年相談員、三輪ひろ美さんだ。

 センターでは、少年に、自身の行為がどのような罪に当たるのか、どのような危険が潜んでいるのかを説明する。例えば万引きは窃盗という犯罪であること、深夜に出歩くことで誘拐など他の事件に巻き込まれる危険があることなどを教え、時に厳しく叱る。さらにカウンセリング形式で行為に至った経緯や本人の言い分などを聞き取り、今後どうしていくべきかを共に考えていく。ただ厳しくするのではなく、非行少年の心に優しく寄り添うことが大切だという。

少年から漏れる本音

 センターに継続して通うと決めても、約束を破り、遊びに行ってしまう少年もいる。それでも根気強く対話を重ねるうちに、信頼関係も生まれ、徐々に本音や思いを語るようになるのだという。「強制力があるわけではないのにセンターに来るのは、聞いてほしいことがあるからなのでしょうね」と三輪さんはほほ笑む。

 時には「本当は高校に進学したい」といった本音が漏れることもある。勉強が苦手、勉強すると仲間にからかわれる、今更勉強したって――。そんな少年を学習面で支援するのが「大学生少年サポーター」だ。身近な大人の見本として、心の成長を促す役割も担っている。     (つづく)

田近淳 司法書士事務所

相続・遺言・登記・債務整理・成年後見など法律の悩みご相談下さい。初回相談無料

http://www.tajika.jp/

<PR>

泉区版のローカルニュース最新6

バドミントンで親睦

バドミントンで親睦 スポーツ

即席ダブルスで試合

6月10日号

2年ぶりの熱戦始まる

親善交流ジュニアリーグ

2年ぶりの熱戦始まる スポーツ

少年野球57チームが競う

6月10日号

動画とパネルで健康学ぶ

動画とパネルで健康学ぶ 社会

区役所でイベント

6月10日号

ヒガンバナを植え付け

中田中央公園

ヒガンバナを植え付け 社会

来園者からの寄贈も

6月10日号

福田峰之氏が出馬へ

横浜市長選

福田峰之氏が出馬へ 政治

IR誘致は「ニュートラル」

6月10日号

「日々の生活にSDGsを」

「日々の生活にSDGsを」 社会

小泉大臣インタビュー

6月10日号

あっとほーむデスク

  • 6月10日0:00更新

  • 6月3日0:00更新

  • 5月27日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年6月10日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter