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公開日:2015.12.24

横浜泉ロータリー
球児の育成支援が10年
指導者は元プロや大学生

  • 関係者全員での集合写真(昨年)

 横浜泉ロータリークラブ(道山善博会長)が泉区少年野球連盟(伊藤忠雄会長)とともに毎年行っている少年野球教室が今年で10年の節目を迎えた。元プロや地元の大学生らの丁寧な直接指導が好評を博している。

 10回目の開催は、11月29日。会場の明治学院大学戸塚グラウンドには、同連盟に所属する少年野球チームの小学5、6年生約250人を含む、500人ほどが集まった。指導に当たったのは、同大の野球部員約70人と元阪神タイガースの選手だった森山正義監督ら。投球・打撃・守備など、手本を見せながら細やかな指導が行われた。硬球を使ったデモンストレーションでは、子どもたちも釘づけになっていた。

 教室開催のきっかけとなったのは、RC(ロータリークラブ)会員でガソリンスタンドを経営する鈴木盛太さん。鈴木さんは、2006年にRCで青少年の育成支援などを担当しており、仕事でかかわりのあった新日本石油株式会社(当時)の社会人野球チームと横浜ベイスターズ(当時)のOBが協力し、野球教室を始めるという情報を入手。地元の子どもたちにとって良い機会になるのではと、RCでの活動に取り入れたという。「著名なOB選手も指導してくれ、初回から想像以上の盛況だった」と鈴木さんは振り返る。

 以来、毎年の恒例企画となり、12年からは現在の明治学院大学野球部による指導が始まった。2年前からは保護者向けの栄養学講習も行うなど、活動はさらに拡大している。「指導だけでなく、グラウンドも使わせていただき、大変ありがたい」とRCの道山会長は感謝の意を表す。

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