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障害者支援 就労後の居場所がテーマ 保護者らが会合

社会

掲載号:2016年2月25日号

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情報共有をする出席者
情報共有をする出席者

 社会に出た知的障害者が就労後に仲間と余暇を過ごすいわゆる「第3の場」について考える集いが2月16日、泉ふれあいホームで開かれた。参加者たちからは「介護のために保護者が離職するケースもある」と言った声もあり、課題の1つとなっている。

 ここで言う「第3の場」は、家でも職場でもない、仲間と余暇を過ごす居場所を指す。集いを開催したのは、社会福祉法人いずみ苗場の会のつぼみの広場(下和泉)内に事務局を置く「成人の第3の場を求める会」。同会は、学齢期に放課後等デイサービスを利用してきた親と支援者らにより2012年に発足した。

 地域作業所等での仕事は15時ごろに終わることも多く、帰宅後の介護のために親が仕事を辞めざるを得ないケースもある。2年前には区自立支援協議会の協力の下、当事者ら約300人にアンケートを行い、市に支援の必要性も伝えている。学齢期は制度により放課後の居場所が整備され、親の仕事が終わるまで利用できるのに対し、卒業後に利用できる同様の施設はない状態だと市健康福祉局は話す。国としても対応が進んでおらず、作業所の延長利用やヘルパー等に頼るほかないのが現状だ。

 集いの会場には、区内の事業所や自立支援協議会の代表のほか、瀬谷区や旭区、藤沢市など、泉区内外から約40人の保護者らが集まった。出席者からは「子どもが卒業したら私は離職するしかない」「本人一人で留守番はできるが、家での過ごし方に疑問を感じる」「ヘルパーさんにお願いすることも一つの策だが、仲間と過ごすことも大切」といった悩みが打ち明けられた。

 昨年10月には、いずみ中央駅そばに日中一時支援事業所「がじゅまる」が開所した。がじゅまるは、いずみ苗場の会が設けた「第3の場」だ。同施設の金子恭己さんによると、市内にはまだ同様の施設がない。潜在的ニーズもあり、利用希望者をこの1カ所で受けきることは不可能なのが現実だという。「がじゅまるをモデルに、他事業所への取り組みの拡大や、市での制度化へつなげることが願いだ」と金子さんは話す。

 成人の第3の場を求める会では定例会を開催しており、賛同者も随時募集している。次の定例会は3月1日。集いで話題にあがった署名活動など、今後の活動について話し合う。

 活動の問い合わせ、参加については事務局【電話】045・800・5761、または【メール】tubomi-hiroba@izumi-naeba.netへ。

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