神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2016年3月10日 エリアトップへ

横浜駅西口 "屋台街"60年の歴史に幕 不法占有で市が強制撤去

経済

公開:2016年3月10日

  • LINE
  • hatena
屋台の取り壊しを行う作業員ら
屋台の取り壊しを行う作業員ら

 横浜駅西口の幸川沿いで営業を続けてきたおでん屋台1軒が3月3日早朝、道路の不法占有を理由に横浜市の行政代執行により撤去された。市が道路の不法占有をめぐって行政代執行を行うのは初めて。これにより昭和から60年近く親しまれてきた同地区の”屋台街”は完全に姿を消すことになった。

 幸川沿いのおでん屋台は1970(昭和45)年ごろから市道の道路使用許可を得ない形で営業を続けてきた。多い時で16軒が連ね、昭和の面影を残す風景として最近でも賑わっていた。しかし、市は不法占有を理由に88年から撤去するよう再三指導してきた。話し合いの結果、2010年には当時残っていた12軒全てが今年2016年1月末までに自主撤去する旨の誓約書を提出したが、2月になっても数軒が残り、3月3日の執行日にも1軒の屋台が残っていた。

 強制撤去は午前9時に始まった。西土木事務所の職員が行政代執行の宣言を行い、市職員や解体業者らが屋台の取り壊しを開始。ハンマーやバールで屋台を解体し、中から備品や看板などを撤収、そして最後にリヤカーや柱を取り外すとメリメリという音とともに屋根ごと崩れ落ちていった。

 西土木事務所の井上幸一所長は「代執行に至ったことは非常に残念だが、市としても長い間話し合いを続け、自主撤去を求めてきた。道路法に長い間違反している状態でやむを得ないと考えている」と話した。市は解体・撤去に掛かった費用約16万円を店主に請求する。そして、屋台が並んでいた市道には今後、歩道を整備する計画だという。
 

泉区版のローカルニュース最新6

横浜紙ペン 脱炭素PRに

四季の会

横浜紙ペン 脱炭素PRに

緑区役所が1000本

3月28日

参加企業を募集

泉火災予防協会

参加企業を募集

「地域貢献しませんか」

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月28日

4月1日開院に向け式典

ゆめが丘総合病院

4月1日開院に向け式典

住民向け内覧会も実施

3月28日

親子で横浜体験

親子で横浜体験

宮ノマエストロ

3月28日

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook