岡津中３年の中島えり奈さんが３月26・27日に開かれた音楽コンテスト「Ｍｕｓｉｃ　Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ　中学生大会」（主催／（株）ヤマハミュージックパブリッシング）でグランプリを受賞した。

　同大会は、日本最大規模のヤマハ主催音楽コンテスト「Ｍｕｓｉｃ　Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ」の中学生限定版。音楽活動に取り組む中学生を応援し、発表の場

を作ることなどを目的に初めて開催され、全国各地から48組、総勢１１０人が参加した。

　審査は、参加者を日程で２つに分け、それぞれグランプリ、優秀賞、オーディエンス賞等を決める方式。２日目に出場した中島さんは、自身が初めて作った曲「青い空」を披露し、グランプリに輝いた。結果発表で自分の名前が呼ばれたことについて中島さんは「いつも曲を聴いて感想を言ってくれる家族や友人をはじめ、周囲のすべての人のおかげです。最初は耳を疑ったけれど、本当にうれしかったです」と振り返る。

　「青い空」は、「自分を支えてくれる周りの人たちとのつながりなど、今あるものを大切にして、今を生きる」という想いを込めた。やさしいメロディーに乗せたストレートな歌詞と透き通るような歌声が印象的な一曲だ。

　父親の趣味が音楽ということもあり、幼い頃から楽器や歌に親しんできた。だが、詩を書き始めて１年、ギターは半年程度だという。本人はまだまだ未熟と笑うが、今は作り始めた曲を大会など発表の場を通して「たくさんの人に聴いてもらいたいし、同じように音楽活動をする人たちの曲を聴きたい」という想いが強い。

　最近では、戸塚区のガールズミュージック大会に出場し、特別賞を受賞。このほか、日本赤十字社が献血推進プロジェクトの一環で開いている音楽コン「Ｓｏｎｇ　ｆｏｒ　ｔｈｅ　Ｌｉｆｅ」では一次審査を通過し、４月17日に行われる最終審査への出場も決まっている。目下の憧れはストリートライブ。「曲を通して自分のメッセージをどれだけ届かせることができるかを感じられる場所だと思うから」と目を輝かせた。