パチリ、パチリ――。将棋盤の上から響く駒の音が心地良い。新橋コミュニティハウスで今年3月から活動している「新橋将棋同好会」の風景だ=写真。中高年の参加者が目立つ同会だが、周辺の小学校が夏休みに入った7月中旬頃から、小学生の参加者が増えている。世間では、最年少プロ棋士にして将棋界の最多連勝記録を塗り替えた藤井聡太四段の活躍で将棋ブーム。泉区もその例外ではないようだ。
緑園に住む70代の女性は、将棋に夢中になっている小学2年生の孫とともに参加。「頭を使ったり、詰ませたりするのがおもしろい」と語る少年の夢はプロ棋士だ。家では藤井四段の将棋をまねしているといい、女性は「私も腕を上達させて負けないようにしないと」と笑う。このほか、近隣の小学校に通う小学3・4年生の4人組も「先生たちが優しく教えてくれた。また来たい」と笑顔だった。
同会相談役を務める中丸久一さんは、「将棋はコミュニケーション。小学生の参加は嬉しいです」と頬をゆるめた。
同会は、毎週水曜日午後1時から5時まで活動。誰でも参加ができるという。
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