犯罪のない明るい社会の実現を目指し、自主防犯活動に功績があった団体や個人を称える「第48回地域安全県民のつどい」が９月８日に西区の県立音楽堂で開かれ、泉区から１団体８人が表彰された。

　式典は、県警と公益社団法人神奈川県防犯協会連合会の共催。防犯意識の向上や、安全で安心な地域社会の実現を目指すことを目的に毎年開催されている。

　今年は県内各地から約１千人が出席。泉区内では団体で和泉中央連合の和泉台谷戸町内会（大石良孝会長）に県防犯協会連合会会長と警察本部長の連名感謝状が贈呈された。

　和泉台谷戸町内会は、地域から犯罪をなくそうと、防犯部と有志が集まって毎週２回、独自にパトロールを実施。防犯・防火はもちろん、ゴミ拾いなど環境美化にも力を入れる。同会は今回の表彰について「町を回ることが犯罪への抑止力になると思う。みな、一層士気が高まっていくことと思います」と話している。

　この日は功労者への表彰のほか、落語家の桂歌助さんが防犯をテーマに講演。地域防犯への意識を高めた。個人受賞者は次の通り（敬称略）。

　▽県防犯協会連合会会長・警察本部長感謝状／瀬戸口洋子（しらゆり連合）、同／千賀喜代美（中田連合）▽防犯指導員精励賞／斉木仁郎（和泉中央連合・防犯部長）、八下田美弥子（中川連合）、谷田部清子（下和泉連合）、西山勝利（上飯田団地）、佐藤忠栄（同）▽県防犯協会連合会会長感謝状／嶋村清（中田連合自治会副会長）