東中田小学校(天野直美校長)の創立50周年記念キャラクター「ひなぽん」。2015年に全校児童のアイデアから誕生し、今では学校配布のプリントのほか、スタンプ、ぬり絵など活躍の幅を広げている。
これまでは2次元の世界が主な活動場所だったが、今年3月に元PTA役員で組織される50周年記念事業実行委員会の手で着ぐるみが製作された。中心となったのは、元PTA会長で実行委員長の長谷川勝行さん(53)。長谷川さんは「ゆるキャラ」と呼ばれるご当地キャラクターが各地で活躍しているのを見て「『ひなぽん』でもぜひ着ぐるみを」と思い立った。
製作は試行錯誤の連続だったが、リンゴの緩衝材やアルミホイルなど、身近なものを工夫して愛嬌たっぷりの風貌に仕上げた。身体を入れた時に違和感がないようにするのが一番苦労したという。丸2日の製作期間で4体が完成。うち2体が実用化に耐えうると判断し、デザイン画に沿ったピンクと、3色バージョンの2体を学校へ寄贈した。「立体ひなぽん」は早速5月の運動会に登場。児童や保護者らの間で大好評だった。
創立50周年イヤーの今年、各所に登場したい気持ちはあるという。しかし、同校によれば「ひなぽん」はとてもデリケート。一度公の場に登場するとその人気もあって身体のメンテナンスが不可欠。そのため、3月の完成以来、これまで2度しか姿を現していない”レアキャラ”だ。次回の登場は来月の記念式典。長谷川さんは「50年の節目に子どもたちの記憶に残ってくれれば」と話す。
ひなぽんは、頭に同校の校章であるペン先を被り、身体は同校おなじみのボール体操で使用する布製のボールをイメージ。名前は校名の「ひがしなかだ」から取っている。なお、身長は日によって変わるという。
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