中田中央公園で観察できるゲンジボタル。成長記録を続ける御園生(みそのお)貞雄さん(70)がこのほど、自身が編集したホタルの動画に東中田小学校の児童がアフレコを付けた作品を同園ホームページで公開した。
同園では、横浜ホタルの会などの協力のもと、2015年から東中田小学校児童らがホタルの幼虫を放流。以来、毎年成虫の飛来が観察されている。
御園生さん(中田北)は趣味にしている写真撮影のため同園を訪れたところ、この取り組みを知り「公園のホタルの記録を撮りたい」と、成虫があらわれる時期になると毎日同園を訪れるようになった。もともと御霊神社でもホタル観察を行っていたこともあり、興味を持ったのだという。撮影に使うのは愛用の一眼レフカメラのみ。「せっかく撮影するならみんなの役に立ちたい」と、とりためた写真や動画を編集し、同園や同校にも提供している。
今回公開された動画は、今年7月に園内で撮影されたもの。カメラとホタルは約20センチという近距離で撮影され、月夜の中を光りながら飛び交うホタルが確認できる。動画には児童たちが考えたアフレコがのせられ、その声からは、観察した時の驚きや嬉しさが伝わってくる。
映像のBGMもオリジナルだ。御園生さんが勤めていた市水道局の後輩が協力。夜のシーンや放流のシーンなどで曲を変えるなど工夫した。
今後も撮影を続けていくという御園生さんは、「園内で産卵してホタルの命が続いてく。それを子どもたちに見てほしい」と話している。
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