泉区陸上競技協会の会長 佐々木 隆夫さん 下和泉在住 65歳
競技普及へ全力疾走
○…スポーツ活動の促進と地域交流を目的に11月11日に開催される「泉区民マラソン大会」。夏の選手権、冬の駅伝大会に並ぶ協会三大イベントの一つで、今年で32回目。一般から小学生まで全9部門に分かれてゴールを目指す。参加者は小学生を中心に増加傾向と言い「タイムは気にせず、誰もが気軽に楽しめる大会として続けていきたい」と話す。
○…昨年、泉区陸上競技協会の会長に就任。現在の会員は33人だ。活動は大会の運営が中心だが、参加者の募集からプログラムの作成、当日の進行など想像以上にハードだ。例年「顔を繋ぐのも大事」と、参加募集案内を学校や施設等に配り歩くなど、足を使って競技の普及に努めている。自身も含め会員のうち20人位は公認審判員の資格者で、各地の大会に年数十回も参加する人も多数。課題は後継者育成で「若い人たちが楽しいと感じてもらえるような仕掛けを」と力を込める。
○…秋田県出身。泉区に移り住んだのはおよそ40年前。地域活動の一環で体育指導員や青少年指導員として活動する中で、仲間に陸上競技協会へ誘われた。自身は雪国育ちで「スキーならどんな山でも」くらいの自信はあったが、陸上は全く経験もなければ予備知識もなし。それでも公認審判員資格を取得し、今では歴30年の大ベテランに。箱根駅伝や国際大会など大きな舞台も経験してきた。
○…審判員の資格をとってからマラソンを始めた。練習を重ねて「フルも」と考えていたが、近隣の大会は人気が高く落選続き。最近は年齢も考慮し、無理をせず10キロ程度のロードレースが主。「この間は山梨の大会に娘と」とにこやか。家族に話が及ぶときりりとした表情も崩れ、「孫の運動会も楽しくてね。」とさらに、にこやか。
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