戸塚共立リハビリテーション病院(和泉中央北)の加藤耕也さん(25)が、昨年12月に開かれた知的障がい者の競技者による「FIDジャパン・チャンピオンリーグ卓球大会」で優勝し、額田区長に報告した。
同大会の成績は来年度の日本代表ナショナルチーム選考に大きく影響するといい、パラリンピック出場を見据え、特に力を入れて臨んでいた。
男子の部には昨年6月に行われた「FIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会」の上位入賞者12人が参加。リーグ戦で、加藤さんは11試合中1試合をフルセットの末落としたものの、他の10試合に勝利。2年ぶり2回目の優勝を掴んだ。
加藤さんが卓球を始めたきっかけは中学校の部活動だ。2016年から本格的に競技をスタートし、翌年初めて参加した国際大会で3位入賞。これを機にパラリンピック出場を目標として強く意識するようになったという。これまで数々の大会で好成績を収めていることが評価され2018年度の「神奈川県スポーツ賞」も受賞している。
プレーの持ち味は、相手が打つボールの動きを瞬時に読みとること。現在、世界ランキングは日本人最高の8位まで上がってきた。次の目標は世界ランク1位とパラリンピックでの金メダル。
加藤さんは「卓球を通して、自分と同じ悩みを抱えている人たちの背中を少しでも押してあげることができたら」と意気込みを語った。
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