下和泉連合自治会(久野毅会長・2092世帯)がこのほど、2019年8月22日をもって3年間連続無火災の記録を達成したとして横浜市消防局の高坂哲也局長から感謝状を贈られた。
2018年の市内の火災件数は702件(前年比152件減)。泉区内では23件で、18地区中4番目に少なかった。
市全体での出火原因の上位は、「放火(疑いを含む)」「たばこ」「こんろ」で、1985年から34年間連続して1位は「放火(疑いを含む)」となっている。最近では、自動車やバイクの車両カバーに火をつけられたり、敷地内に入り、家の周囲の燃えやすい物に火をつけられるもの、放置自転車に火をつけられる事例が多いという。
下和泉連合自治会ではこうした状況を踏まえ、火災の一番の原因である放火を防ぐために、家の周りに燃えやすいものを置かないなど「放火されない・させない」環境づくりに地域全体で取り組んできた。また、街を守るために、スタンドパイプ3基、初期消火箱を22か所に設置。「ついうっかり」を無くすことを意識しながら、いざという時に備え、日ごろから地域をあげて訓練を積極的に行ってきた。
9月22日には下和泉連合町内会定例会議の場に森田清泉消防署長が駆け付け、高坂局長からの感謝状を代読した。久野会長は「長い間無火災を続けるのは難しいことでしたが、地域一丸となって取り組んできた結果だと思います」と喜びを語る。
泉区内では2012年に、上飯田団地連合自治会が4年間連続無火災の市長表彰を受けている。久野会長は「今後も地域の一人ひとりが意識を高め、火気に対する正しい取り扱いを身に付けて無火災日を更新していけたら」と続けた。
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