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泉区 トップニュース社会

公開日:2020.07.02

進む竹の"名所"づくり
「古都のような風情感じて」

  • 竹の選別作業中の大西さん

  • 30号を迎えた「竹林の息吹」

 天王森泉公園(和泉町)の竹林の維持管理を中心となって行っている大西利夫さん。「古都のような風情を感じて欲しい」と景観の向上に努めると同時に、竹の魅力を広めるため定期的に広報の発行も行っている。



 同園裏庭にある竹林は、笹の葉の涼やかな音色を楽しむことができる癒しスポット。竹の間には遊歩道が整備されており、自由に散策することができる。



 約20年ほど前から、運営委員として園の管理に携わってきた大西さん。竹林の整備もそのひとつだった。手入れをしていく中で竹の凛とした佇まいと、溢れ出すエネルギーに惹かれ、いつしかその魅力にのめり込むようになったという。



 「京都や鎌倉のような風情を感じて欲しい」。元々、ボランティアたちの手によって整備はされてきたが、大西さんが特に意識しているのは林全体の「景観」だ。様々な角度から竹林を観察し、生育状況を判断しながら残すもの、伐採するものを選別。竹の間を距離を調整しながら、より美しく見えるバランスを追及している。



広報で魅力発信



 2017年には広報「竹林の息吹」の発行をスタート。年間10本ほどのペースで同園HPにアップし、このほど30号目を迎えた。日々の活動を記録に残す意味も含め、中身は作業内容の報告がメイン。また、竹にまつわる小話や歴史を紹介するコーナーを設け、より親しんでもらう工夫をしているという。



 今後も竹林の景観向上や認知度アップに向けて活動していくという大西さん。「写真映え間違い無しなので、まずは是非一度足を運んでもらえたら」と話した。

 

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