和泉が丘在住の熊倉和男さんと由美子さんきょうだいが、愛猫と過ごした20年間の思い出をテーマに絵本を自費出版した。2人は「ペットロスで悲しむ人たちの心に寄り添うような作品となれば嬉しい」と話す。
絵本のタイトルは「100歳まで長生きした猫の奈々ちゃん、ありがとう」。4年前に他界した、熊倉さんきょうだいの飼い猫の「奈々ちゃん」。悲しみに暮れる日々が続いたが「気持ちに区切りをつけ、彼女が生きた証を残したい」と今回の制作に至った。作中では食事や寝る前の一コマなど特に印象深かった10つのエピソードを選出し、エッセー式で紹介している。
熊倉さんきょうだいと奈々ちゃんの出会いは1995年。動物病院を介して譲り受けて以来20年間生活を共にしてきた。「まさに妹のような存在でした」と由美子さん。
元々、コピーライターとして活躍していた和男さんは持病の糖尿病が悪化し約6年前に足の一部を切断。以来、週3回の透析治療を受けている。今回の制作を通して、沢山の人との出会いがあったといい「奈々ちゃんが自分と社会を再び繋げてくれたように感じます」と微笑む。2人は「この絵本が、同じような苦しみを抱える人に届けば嬉しい」と話した。
絵本に関する問い合わせは熊倉さん【電話】090・4241・3142。
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