泉区医師会(小林英雄会長)をはじめとする区内医療の新たな拠点となる、泉区医師会館が中田北から和泉中央北に移転。10月1日から全体の供用が開始された。会館には医師会事務局のほか、休日急患診療所など合計6施設が入居する。
これまで医師会館があったのは立場地区センターに隣接した場所。幹線道路からはやや離れており場所も分かりづらく、移転は医師会にとって数年越しの悲願だった。市水道局が使用していた区役所近くの土地の一部を利用することで、今回の移転が実現した。
新会館(和泉中央北5の1の5)は3階建て。1階には泉区休日急患診療所と横浜市南西部夜間急病センターが入る。どちらも内科・小児科を診療。横浜18区の医師会館で唯一、薬局も併設している。2階には医師会事務局のほか、訪問看護ステーションと居宅介護支援センター、在宅医療相談室が入居。3階は120人を収容可能な会議室が設けられた。
最大の特徴は広くなった待合室。旧会館では立って診察を待つ人もいたというが、その心配はなさそうだ。
また災害時には医師会員が会館に参集し、診察業務を行う。それに伴い、非常用の医療器具などの備蓄庫も用意されている。
小林会長は「今までの場所はなかなか分かりにくかった。今回は区役所の並びで交通面でも便利。災害時も区役所との連携がとりやすいでしょう。診察の結果、大病院に移送することになった際もアクセスが良くなりました」と新会館をアピールした。
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