横浜市営地下鉄ブルーラインの立場・中田・踊場の各駅に隣接する駐輪場に10月から電動の空気入れが設置された。空気圧縮機の製造販売などを手掛ける市内企業「アネスト岩田株式会社」(港北区)が寄贈したもので、利用者の利便性向上および係員の業務負担減に一役買っている。
設置されたのは「オイルフリーコンプレッサ」と呼ばれる電動の空気入れ。タイヤの空気穴につなぐだけで瞬時に空気が注入される。
横浜市の自転車活用推進計画に賛同したアネスト岩田が、地元の安心安全なまちづくりのためにと市道路局に話を持ち掛け寄贈を企画した。同社の担当者は「これまで横浜で事業を展開していたが、直接の地域貢献はできていなかった。今後も広く活発に貢献活動をやっていきたい」と説明する。
立場・中田・踊場に
道路局経由で横浜市交通安全協会が運営している係員常駐の駐輪場に置かれることになり、泉区内の3カ所(立場・中田・踊場)のほか9月には戸塚駅の駐輪場3カ所にも設置されている。空気圧力を最適値に調整していることから、誤作動防止のため空気注入は係員が行う。使用は無料。
このうち、駐輪台数660台の立場駅駐輪場では10月5日から利用を開始。係員によると1日平均で3人程度の利用があるという。
これまで同駐輪場では手押し式の空気入れがあったため係員が手動で空気を入れていた。職員は「電動式だと一瞬で空気が溜まるので、力仕事がなくなって助かりますね」と話していた。
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