各学校で感染拡大防止の工夫を凝らしながら開催されている運動会。中でも伊勢山小学校ではビデオ会議アプリ「Zoom」を使った生中継に挑戦した。
同校では密を避けるため、低・中・高学年で時間を分けた入れ替え制で運動会を実施。その上で保護者の来場人数を制限したり、来賓の参観を見合わせるなどの対応を行った。
こうした状況で児童の祖父母などが直接観覧できないことから、同校ではZoomを使ったライブ配信を採用。事前に視聴用のID、パスワードをプリント配付した。
配信には学校所有のタブレット端末を活用。当日は教職員が徒競走のレーン横やベランダなど各角度から撮影。放送室で映像の切り替えを別の教職員が行い、テレビのスポーツ中継さながらのスイッチングで臨場感ある映像を提供した。
学年ごとに時間帯を分けて配信し、当日はのべ120人近くが視聴した。同校の足立一明副校長は「児童や保護者からは地方に住んでいるおじいちゃんおばあちゃんも喜んでくれたとの感想をいただいたほか、育休中の先生からも『学校の様子が見られて良かった』との声がありました」と胸をなで下ろす。
同校では今後、参加者の制限が見込まれる卒業式などでも同様のZoom配信を検討しているという。
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