中田町のグラウンドなどを練習拠点とする中学生硬式野球クラブ「オセアン横浜ヤング」(柳川洋平監督)がこのほど、グランドチャンピオン大会で初の全国優勝を果たした。
オセアン横浜ヤングは戸塚区に本部を持つ野球クラブチーム。「野球を通じて青少年育成」を目標に2013年に設立された。少年硬式野球のヤングリーグに加盟し、泉区や厚木市の自前グラウンドが練習拠点。現在70人が所属している。
大会は(一社)全日本少年硬式野球連盟主催。9地区に分かれて行われた東日本秋季大会などの上位16チームが出場し、頂点の座を争った。
オセアン横浜ヤングは初戦を9対1でコールド勝ち。続く2回戦目、準決勝でも圧勝するなど他を寄せ付けず、勢いのまま決勝へと駒を進めた。
ヤング神戸須磨クラブ=神戸市=が相手で、ゲームは序盤から動いた。1回表、オセアン横浜ヤングが初球からヒットを放ち塁を進めると、犠牲フライやバント、走塁などで相手のミスを誘い、合計4点を奪取。
続く2回でも右越え二塁打などで3点を積み重ね、試合を決定づけた。結果は7対0のコールド勝ち。オセアン横浜ヤングは大会3試合をコールド勝ちという快挙を果たし、関東勢として初のグランドチャンピオンの称号を手にした。
「今大会で一つに」
「足を使って得点を重ねる。機動力が武器」と緒方漣主将はこうチームを評価する。柳川監督は「何事にも最後まであきらめず、徹底的におこなうチーム」と分析。
一方、今季はコロナ禍で春・夏の大会が中止に。練習再開は6月頭だったが、「目標を見失いチームがバラバラに」と緒方主将。しかし今大会が8月に決まり、「ようやく目標に向けチームが一つにまとまれた。けが人も多かったが、その分をカバーして、主将としても雰囲気づくりを大事にやってきた。優勝でき嬉しい」と話す。柳川監督は「全国制覇は普通の努力では達成できるものではない。普段より厳しい練習に耐え目標を掲げたことが今回に繋がった」と語っていた。
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