和泉が丘在住の日本画家・伊藤髟耳(ほうじ)(82)(本名・欣哉)さんの講演会が3月27日に下和泉地区センターで開かれた。
昨年12月、優れた功績のある芸術家を顕彰するために置かれた国の栄誉機関「日本芸術院」の新会員に選出された伊藤さん。時代考証を踏まえた描写が特徴で、東洋思想と仏教美術に造詣が深く、日本画の保存や継承にも寄与している。
この日は地域住民ら約40人が参加。伊藤さんは自身の作品を紹介した上で「技術の良し悪しではなく誰かの”生きる力”を助けられるような絵を描くこと」の尊さや難しさを説明。
後半の質疑応答では「絵画を描く際に心掛けていること」や「雅号の由来」など様々な質問が。伊藤さんがそれぞれの問いに時折冗談を交えながら答えると、会場はあたたかな拍手と笑い声に包まれていた。
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