定期総会で挨拶をする佐久間代表
下和泉住宅内自治会内で移動支援を行うＮＰＯ法人あやめ会（佐久間幹雄代表）がこのほど設立20周年を迎えた。
同会は高齢者や障がい者、病気などで移動が困難になった人の支援を行うことを目的に２００１年に発足。同自治会内で利用登録をした住民を自家用車で送る取り組みで、移動支援が珍しかった当時は区外からの見学も多かったという。
その後、道路運送法の改正等を理由に２００６年にＮＰＯ法人化し、現在は１キロあたり１８０円で送迎中。この20年間での利用者は延べ10万人にのぼるという。
４月11日には同自治会館で定期総会が開かれ、区役所職員や地区連合会の役員らが参加。報告書に沿って、20年間のあゆみを振り返った。
佐久間代表は「高齢化の拡大で利用会員が増える一方で、運転要員が高齢と共に退任しており、増員が難しい状態」と課題を述べた上で「地域の皆さんと共に20年を迎えられたことに感謝をしたい。誰もが安心して住めるまちづくりのため、これからも運営を続けていきたい」と話した。
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