利用者の満足が一番

　○…横浜各区の地区センターやコミュニティハウスの中には企業が指定管理を行っている例も多い。そうした中で、泉区の地区センターやコミハは全て、地域住民らによる団体が長年指定管理者を務めている。その一つ、立場地区センターや和泉中央地区・中田地区のコミハで指定管理を行う「和の会」の新しい理事長を６月から務める。

　○…立場地区センターでの密を避けた肝試しなど、各施設ではコロナ下でもできる限りのことに挑戦してきた。しかし感染状況は収束の兆しを見せるどころか再び拡大傾向に。区民施設利用にも大きな制限が続く。「頭痛いよねぇ」と思わず弱音をはくが、「何があっても利用者目線」の運営を第一に掲げる。企業体ではない住民主体の運営組織として、営利目的ではなく少々の無理があっても利用者のためになることをして、喜んでもらえる施設にしようと理事長就任にあたって職員たちにも伝えた。その上で当面の目標は「いろいろな行事を元に戻す」ことだ。

　○…泉区に移り住んで40年以上。「水と緑が豊かで、人間関係でもギスギスしていない。本当に良いところ」と我が街の良さを語る。定年後地元の町内会長を10年間勤め、そのうち４年は現在も務める和泉中央地区の連合自治会長を兼任。地域防犯にも力を入れ、朝夕に長後街道沿いで見かける登下校見守りは馴染みの風景だ。一昨年には連合自治会が地域防犯の全国表彰を受けた。

　○…秋田県横手市の出身。Ｂ級グルメで有名になった「横手焼きそば」は「あの太麺が良いんだよね」と田舎に帰ると必ず食べる郷土の味だ。もう一つのひいきが昔ながらの十文字中華そば。「あの食堂のラーメンが美味しいんだよね」と思いを馳せた。