今年4月、泉区休日急患診療所の隣りに完成した「和泉中央北あやめ公園」。公園向かいで障がい者就労支援のパン店を営むNPO法人「ぶどうの樹」による公園愛護会がこのほど結成され、7月27日に委嘱式が行われた。泉土木事務所によるとNPO法人が主体の公園愛護会は区内初。
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公園愛護会とは公園ごとに結成される、清掃・除草や利用者へのマナー呼びかけなどを行うボランティア団体。地元町内会などで構成されることが多い。泉区内では現在94の公園愛護会が活動している。
「ぶどうの樹」では泉土木事務所からの呼びかけに応じ、すでに6月から店舗で従事する障がい者らが作業の合間に公園の草むしりやごみ拾いなどを行っている。菅原恵美子施設長は「まだ機材が整っていないが、しばらくしたら花の植え替えなどもしていきたい」と話す。ぶどうの樹で作業する人たちからは「子どもからお年寄りまでが楽しめる公園になれば」「またここに来たいと思える公園にしたい」などといった声が上がった。
委嘱式で結成証を手渡した泉土木事務所の安達秀昭所長は「NPOが公園愛護会の委嘱を受けるのは市内でも珍しい事例。子どもたちの遊び声が聞こえる楽しい公園に向けてお互いに取り組んでいきましょう」と呼びかけた。
和泉中央北あやめ公園は水道局の施設跡地に誕生した、広さ約1千平方メートルの街区公園。園名の通り区の花あやめが植栽されているほか、泉区のマスコット「いっずん」をモチーフにした複合遊具などが特徴。休日には多くの親子連れでにぎわっている。
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