例年、11月3日に開かれている泉区の一大イベント「泉区民ふれあいまつり」の中止が決定した。新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑みた措置で、中止は2年連続。実行委員会事務局を務める泉区役所が8月16日に発表した。
泉区ふれあいまつりは区民が主体となって企画運営する一大イベント。2010年度からスタートし、これまでに10回行われている。自治会町内会や行政機関によるPRブースや屋台、各種団体のステージなどが人気。前回開催された2019年は61団体が参加し、来場者は延べ3万人におよんだ。
昨年度の開催中止を受け、区では今年度の開催実現に向けて検討を進めてきた。その一環として、例年は和泉遊水地だった会場を泉公会堂に変更。屋内としたことで状況に応じて人数制限を講じるなどの対応ができるようにと考えていた。
しかし当初9月末までとされていた泉公会堂での新型コロナワクチン集団接種が11月末まで延長に。会場使用が出来なくなり、実行委員会で開催の可否を検討した結果、2年連続の中止という決断となった。
中止の決定を受けて、馬場勝己実行委員長は「残念だが、感染者も増えているので中止はやむを得ない。(昨年度一部の区で実施された)オンライン開催も考えたが、各連合自治会町内会によって温度差があり足並みが揃わなかった」と話す。今年度から事務局機能を担うことになっていた泉区役所の担当者は「2年間開催できず事務局としては申し訳なく思うが、一日も早い感染収束を願うばかりです」とコメントした。
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