泉区内の一部も学区に入る瀬谷さくら小学校(池田千晶校長)に今春、エレベーターが設置された。学校内の施設改善のため導入し、足を怪我していたり、階段の上り下りが難しい人などが利用している。
エレベーターの計画は2019年度から始まり、20年度に着工。1階から4階まで約10m。積載量750kg、定員11人となっている。
20年度の6年1組の児童らが総合学習の一環で、エレベーターの扉の色や名前を決める役割を担った。児童らは「世界に一つだけのエレベータープロジェクト」と名付け、活動に取り組んでいたという。
扉の色を決める際は、12種類のカラー見本から色のイメージなどを調べて1階から4階までの組み合わせを一人ひとりが作成。クラス投票の結果、1階は清潔感のある白、1年生や個別学級がある2階は赤、2年生と3年生の教室がある3階は黄、4年生から6年生の教室がある4階は青という組み合わせに決まった。エレベーターの名前は児童らがアイデアを出し合い投票で、「さくサポエレベーター」に決定した。当時担任の北萌花教諭によると、「瀬谷さくら小を訪れるみんなを助けるエレベーター」という想いが込められているという。
ガイドブックも作成
また、エレベーターを利用する際のルールやエレベーター完成までの経緯、3月に開かれた開通式の様子をまとめたガイドブックも作成。1階のエレベーター前に展示されている。池田校長は「子どもと先生の情熱が溢れて想像以上に良いものが完成しました」とコメントした。
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