有限会社初鹿野(はじかの)建設の2代目として社内のSDGsを推進する 手塚 龍治さん 中田西在住 34歳
社員と地域の未来のため
○…2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標「SDGs」(持続可能な開発目標)。「多様性」をキーワードに、女性社員の活躍推進や人材育成、環境保護などSDGsへの取り組みが評価され、横浜市が認証するY-SDGsの第4回認証事業者に選ばれた。上位ランク「Superior(スーペリア)」での認証は区内初。「社員が一丸となって取り組んできた結果です」と顔をほころばせる。
○…大和市で創業。その後座間市、泉区と拠点を移し今年で創業40周年。2代目として会社を支えるなかで、管理栄養による社内指導などSDGsに通ずる活動を始めたのは約3年前。社員に健康で長く働いてもらいたい一心で自然と始めたものだが、「人にも地域にも優しい企業としてSDGsの輪を広めたい」と今年の夏には道路の清掃や美化活動等を行うボランティア「ハマロード・サポーター」に登録。近隣企業10社に呼び掛け、環状4号線沿いの清掃を始めた。
○…座間市出身。大学時代は教育学を専攻していたこともあり、卒業後はいったん別の職についたものの、将来を見つめ直し、父の立ち上げた同社に入社。2代目として勉強の毎日だが「先代や先輩方が築き上げた礎があるからこそ、大船に乗った気持ちで大胆に挑戦できる」と力を込める。目指すのは「自分らしさを発揮できる職場」。現在は建設業界の未来を担う若い世代の育成に力を入れる。
○…多忙な毎日だが時間ができれば整体に通い、心と身体を整えるのがルーティン。休日に家族で散歩に出掛ける時間が心癒される瞬間だという。家庭のことはもちろん、会社のスタッフとして公私ともに支えてくれている妻には「頭が上がりません」と微笑んだ。
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