内閣府から社会参加章を贈呈された「しらゆり助っ人隊」設立に尽力した 早乙女 賢一さん 白百合在住 88歳
前向きが若さの秘訣
○…しらゆり地区でシニア有志が草むしりや枝木の剪定、電球交換など高齢者のちょっとした困りごとを解決する「しらゆり助っ人隊(通称SST)」。その立ち上げに関わって6年。内閣府からの思わぬ受章の知らせに「市からの表彰だと思っていたらびっくりした」と目を丸くする。2021年度の「模範となる社会参加活動事例」として記念の書状と楯が贈られた。現在は5つの自治会町内会で約45人の隊員が年間130件以上の依頼をこなしている。
○…子安出身。結婚から2年後、当時は辺り一面麦畑だった白百合の地に移り住んだ。翌月には近所の人たちと新たに町内会を立ち上げ。以来、地域活動にも尽力してきた。SSTの発足は、他地区で同様の取り組みがあるのを知った先輩から「ぜひ白百合でも」と頼まれたことがきっかけ。当時は80歳を過ぎていたが、富士見が丘や緑園など区内での先行事例を見学しながら設立に辿り着いた。
○…しらゆり地区の社会福祉協議会会長を2017年まで務め、現在は地区のシニアクラブ会長。力を入れているのがニュースポーツの普及。木製球めがけて金属のボールを投げ合う「ペタンク」のサークルを立ち上げたほか、今年からは新たにボウリングに似た「モルック」の体験会を開催予定。米寿を迎えてても新しいことにチャレンジしていく姿勢は「前向きでいないと年を取っちゃうからね」という思いからだ。
○…2年前の正月に結婚60年のダイヤモンド婚を迎えた際は、孫も含めた家族全員で旅館に一泊し祝ってもらった。結婚生活長続きの秘訣は「毎日のケンカだね」。口論になって30分くらい黙っていても、どちらからともなくついつい話しかけてしまうのだとか。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>