泉区内に4カ所ある地区センター(立場・中川・下和泉・上飯田)のすべてで今年1月から、インターネットに無料で接続できるWi-Fi(ワイファイ)サービスの提供が始まった。一方で施設の管理団体が異なることから、その運用方法にはばらつきが見られる。
Wi-Fiとはケーブルを使わず無線で通信ができる規格の名称。地区センターへのWi-Fi整備は横浜市の今年度地域施設整備等事業のひとつ。他区ではすでに導入されているところもあるが、泉区は4施設揃っての導入となった。
1月21日までに全施設で供用がスタート。いずれも申請と利用規約への同意が必要で、スマートフォンやパソコンで接続するとウェブサイトや動画の閲覧などができる。
下和泉地区センターの担当者は「自分のパソコンを持ち込んで勉強する学生もいるので、そうした方たちに使っていただけたら」と話す。中川地区センターでは1月22日に開催した同地区の連合町内会のリモート会議でさっそく活用された。
一方でいずれの施設も館内全てが対象ではなく、ロビー周辺や一部の会議室など、利用可能なエリアは限られる。Wi-Fiの利用にはパスワードの入力が必要だが、施設内に掲示しているところや貸館利用者のみが対象のところなど対応はそれぞれだ。施設からは「あくまでも公共施設の利用者のためのサービス。携帯ゲーム機で遊ぶといった目的で使われてしまうのは避けたい」といった声も挙がる。
泉区では各地域の住民からなる団体が指定管理者として地区センターの管理を行っていることも、各館独自の対応となる要因。区民利用施設を管轄する泉区地域振興課では「施設の実情に応じて対応は異なるが、利用者の声を聞きながら運用方法を見直していって頂ければ」と話した。
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