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公開日:2022.03.24

緑園西小
校内放送で閉校式典
4月から「緑園学園」に再編

  • 校内放送用のカメラに向かって話す代表児童

  • クッキーやキーホルダーが記念品として贈られた

 義務教育学校「緑園学園」の開校に伴い、今年3月で閉校となる緑園西小学校。校舎も新しい学校では使用されないことになっている。そんな同校で3月15日、6年生の卒業を前に全校による閉校式が執り行われた。

 同校の閉校日は3月25日。しかし18日の卒業式をもって6年生がいなくなってしまうため、全校児童が揃うこのタイミングで閉校式の開催となった。まん延防止等重点措置期間中であったため、式典は簡略化。放送室からの映像を各クラスのテレビで視聴する形をとった。

 冒頭であいさつした同校の鈴木亘世校長は、緑園都市駅周辺の住民増加や緑園東小など近隣校の児童数増加などを背景に、1994年に同校が開校したことを紹介。

 その上で、開校から28年後の今年4月に緑園西小と緑園東小が統合し、前期課程の小学校と後期課程の中学校を合わせて9年間を学ぶ義務教育学校「緑園学園」が開校することを説明した。

 最後に「愛着のある校舎を離れることはとても寂しいことですね。でも、緑園西小の子どもたちは、この学校で学んだことを力に変えて、新しい学校で第一歩を勇敢に踏み出すと信じています。きっと今まで通り、友達思いの優しさと、自分の決めたことを頑張り抜く力で、未来を切り拓いていくと信じています」と呼びかけた。

 続いて児童代表として6年生の松元綾音さんがあいさつ。学校行事の思い出などを振り返りながら「西小が閉校になってしまうのは悲しいです。しかし、西小で学んだことを忘れずに、新しい学校に行ってもさまざまなことに挑戦していきたいです。28年間、毎日ありがとうございました」と締めくくった。

 その後鈴木校長から市教育委員会へ、開校時に渡された開校宣言書が返却され、式典は終了。4月1日からは同じく閉校する緑園東小の敷地で、小中9年間の義務教育学校「緑園学園」として新たな一歩を踏み出す。

思い出の校舎を記念品に

 閉校に合わせて、同校PTAから児童たちに記念品が配られた。

 贈られたのは同校のシンボルである時計台と校章がプリントされたクッキーや、校舎の写真が入ったキーホルダー、児童たちが選んだ校内の写真が掲載されたクリアファイル。また、閉校式に先立ち3月8日には5年生児童が中心となり、学校の歴史を振り返るクイズラリーや全校児童によるバルーンリリースが行われた。

 鈴木校長は「教職員も最後の一年との思いで閉校への一日を大切に過ごしてきた。西小の児童たちは自慢の子。これからも自分を信じて仲間と手を取り合って頑張ってほしい」と話した。

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