コロナに負けず、社会参加の再開を――泉区役所は5月27日、区内各地域ケアプラザなどで実施されている活動をまとめた冊子「元気の秘訣!お役立ちガイド」の配布を開始した。区は「コロナで外出控えもあった。より活用してほしい」と呼びかける。
冊子は、年齢とともに心身の活力が低下して要介護状態に近づく「フレイル」予防の一環として、2019年から年度ごとに更新。フレイルは適切な対策で回復すると言われ、その要とされる社会参加を促すため、地域で行われている活動を一冊にまとめている。
区内7カ所ある地域ケアプラザなどで開かれている体操や認知症予防教室、サークルやサロンなど、介護予防・健康づくりにつながる身近な活動情報をリストにして掲載している。区によると全て元通りではないが、コロナで止まっていた活動の再開や、新たな取組など、昨年より掲載数は増えているという。
認知症など増加か
コロナ禍の地域活動の様子について、区内地域ケアプラザの担当者は「活動の幅が狭くなった」と語る。
フレイル予防のほか交流を止めないようにと、感染症対策をしながら実施していたというが、「それでも接点が少なくなった人は多い」と説明。介護申請や、認知症の相談など、「件数は定かではないが、肌感覚としては増えている」と話す。
区は減少傾向が続く感染状況も踏まえ、「活動も前向きになっている」とし、「コロナを経て、フレイル予防がより必要となっている。冊子を利用して地域に出ていってもらえれば」と期待を込める。
配布施設は以下の通り▽泉区役所/区内各地域ケアプラザ・地区センター・コミュニティハウス/泉区福祉保健活動拠点「泉ふれあいホーム」/いずみ区民活動支援センター/老人福祉センター泉寿荘ほか
問合せは泉区高齢・障害支援課【電話】045・800・2434。
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