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3月28日
シニア向けの「スマートフォンの使い方講座」が区内各地で広まる中、新橋地域ケアプラザでは学生ボランティア中心の活動が広まりつつある。同施設の職員は「学生同士のつながりや、地域でのボランティア活動の足がかりにもなれば」と期待を込めている。
新橋地域ケアプラザで8月6日、2回目の「スマホ講座」が開かれた。高校生・大学生9人を含む11人がボランティアとして参加し、施設を訪れたシニア世代の「スマホの悩み相談」に応じた。
この日のテーマは「LINE(ライン)」の基本的な使い方。スマホで撮った写真を送る方法や、テレビ通話の方法など、さまざまな疑問に学生たちは答えていた。参加した80代の女性は「息子に使い方を聞いても馬鹿にされるだけで、家に置きっぱなしだった。学生さんは孫と同じ世代だけど、とても親切でよかった」と笑顔で語る。
高校1年生の川口心奏さんは学校でもボランティア部に所属しているといい、「カタカナの用語は伝わりにくいので違う言葉に。お話もしながら楽しく参加できました」と活動を振り返る。
さまざまなつながりに
学生ボランティアの一人、青木七実さんは栃木県出身の大学3年生(社会福祉学科)。コロナ禍で入学し、授業で大学に行くのは週に1回ほどという状況が続く。「知り合いもいないし、友人も作りにくかった。外に居場所がなく、どうにかしたい思いは強かった」
そんな中で青木さんは大学の実習を機に同ケアプラザのデイサービスに通うと、実習後も自主的に同所でボランティアを続けた。その姿が同ケアプラザ生活支援コーディネーターの森田裕之さんの目に留まり、学生ボランティアの打診を受けたことがスマホ教室のきっかけとなった。
青木さんは「同世代でもボランティアの関心は高い。思いを持った人生の先輩から学ぶことは多いです」と活動のやりがいを語る。
森田さんは「スマホはひとつの手段で、地域の学生とシニア世代が交流すること自体が有意義。継続的な場に育ってくれたら」と期待を込める。
学生ボランティアについての問い合わせは、同ケアプラザ【電話】045・813・3877へ。
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