神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2022年8月18日 エリアトップへ

新橋地域ケアプラザ 学生主体でスマホ教室 地域の仲間づくりにも

コミュニティ社会

公開:2022年8月18日

  • LINE
  • hatena
丁寧に使い方をアドバイスする学生(右)
丁寧に使い方をアドバイスする学生(右)

 シニア向けの「スマートフォンの使い方講座」が区内各地で広まる中、新橋地域ケアプラザでは学生ボランティア中心の活動が広まりつつある。同施設の職員は「学生同士のつながりや、地域でのボランティア活動の足がかりにもなれば」と期待を込めている。

 新橋地域ケアプラザで8月6日、2回目の「スマホ講座」が開かれた。高校生・大学生9人を含む11人がボランティアとして参加し、施設を訪れたシニア世代の「スマホの悩み相談」に応じた。

 この日のテーマは「LINE(ライン)」の基本的な使い方。スマホで撮った写真を送る方法や、テレビ通話の方法など、さまざまな疑問に学生たちは答えていた。参加した80代の女性は「息子に使い方を聞いても馬鹿にされるだけで、家に置きっぱなしだった。学生さんは孫と同じ世代だけど、とても親切でよかった」と笑顔で語る。

 高校1年生の川口心奏さんは学校でもボランティア部に所属しているといい、「カタカナの用語は伝わりにくいので違う言葉に。お話もしながら楽しく参加できました」と活動を振り返る。

さまざまなつながりに

 学生ボランティアの一人、青木七実さんは栃木県出身の大学3年生(社会福祉学科)。コロナ禍で入学し、授業で大学に行くのは週に1回ほどという状況が続く。「知り合いもいないし、友人も作りにくかった。外に居場所がなく、どうにかしたい思いは強かった」

 そんな中で青木さんは大学の実習を機に同ケアプラザのデイサービスに通うと、実習後も自主的に同所でボランティアを続けた。その姿が同ケアプラザ生活支援コーディネーターの森田裕之さんの目に留まり、学生ボランティアの打診を受けたことがスマホ教室のきっかけとなった。

 青木さんは「同世代でもボランティアの関心は高い。思いを持った人生の先輩から学ぶことは多いです」と活動のやりがいを語る。

 森田さんは「スマホはひとつの手段で、地域の学生とシニア世代が交流すること自体が有意義。継続的な場に育ってくれたら」と期待を込める。

 学生ボランティアについての問い合わせは、同ケアプラザ【電話】045・813・3877へ。

学生ボランティアの募集フォーム
学生ボランティアの募集フォーム

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook