泉区 文化
公開日:2022.09.08
「高齢者こそデジタルを」
若宮さん 泉公会堂で熱弁
世界最高齢プログラマーとして活躍する若宮正子さん(87歳)が8月30日、いずみ区民活動支援センター主催の「地域活動実践講座」に講師として登壇した。
同センターが事前に聴講希望者を募ると、定員の3倍以上の応募が殺到。会場を急遽、区役所会議室から公会堂講堂に移して開催された。
講座のテーマは「つながる力」。エクセルアートで自らデザインしたというシャツを着て登壇した若宮さんは、戦禍だった幼少時代の話からスタート。高校を出て銀行に就職したものの、そろばんなどの手作業が苦手で引け目を感じていたこと、間もなく紙幣を数える機械や電子計算機が登場して助けられたことなどを語った。58歳の時にはパソコンを購入。「おもちゃのように楽しんでいたらその後の人生が変わった」と話した。
人とのつながりは地縁、職縁、血縁が当たり前とされる中、インターネット上でつながりを作っていたことで、介護を経て母が亡くなっても「ネット上に友達がいて寂しくなかった」と若宮さん。高齢者にこそITが必要と感じて講演活動も始めたという。
ほかにも街中で手に入りにくい"老人好みのもの"は「ネットショッピング」、身の回りのものを処分する終活には「フリマアプリ」、災害時には個々に合わせた避難指示が届くことや健康管理に「デジタルウォッチ」が役立つこと、声で指示を出せる「AIスピーカー」も身体が不自由な高齢者には便利だと紹介した。
「アプリ開発」転機に
スマホ時代が到来すると、高齢者が楽しめるアプリが少ないことが不満に。若者に開発をリクエストしたものの、「年寄りの気持ちが分からないから」と断られたことで自らアプリ開発に乗り出したという。それが国内外のメディアなどで取り上げられ、ネット上で拡散されてアップル社のCEOから招待されるまでに。現在は、「遅れをとっている日本のデジタル化を何とかしたい」と国の仕事を数多く請け負っていると話した。
講演中は立ったままパソコンを操作し、スライドを見せながら話をした若宮さん。講演後の質疑応答では、聴講者からのリクエストに応え、この日着ていたシャツのほか、バッグやうちわなどエクセルアートでデザインした作品も披露。盛大な拍手の中、笑顔で両手を振って退場した。
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