泉区 文化
公開日:2022.10.13
天王森泉公園
稲穂見守る手作り案山子
コンテスト中止も単独で
天王森泉公園(和泉町300)の田んぼに同園ボランティアが製作した案山子(かかし)が設置され、収穫を間近に控えた稲穂を見守っている。
同園はこれまで、富士見が丘地区経営委員会とともに9月下旬に「案山子コンテスト」を開催。近隣の自治会や施設の有志らが作ったユニークな案山子が田んぼのあぜ道にずらりと並ぶ光景は秋の風物詩となっていた。しかし、コロナ感染拡大以降コンテストは中止に。今年は3年ぶりの開催を目指したが、叶わなかった。
田んぼの中から「バカー」!?
「それならば単独で展示をしよう」と、同園ボランティアは約2カ月かけて案山子を製作。蓑をまとったへのへのもへじ顔の案山子の肩に、NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』に登場する「バカー」と鳴く黒い鳥「キョエちゃん」を乗せてオリジナリティを出した=写真。
製作メンバーによると題材に「キョエちゃん」を選んだのは脇役ながらも「インパクトがあったから」。キャラクターは”黒い鳥”だが、身体を赤色にしてさらに目立たせた。また、少し強めの風が吹くと羽が動く仕組みになっているという。強風等での破損がなければ展示は10月末ごろまでの予定。田んぼは同園から約100m。
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