安心なまちづくりに寄与した個人や団体を表彰しようと（公財）全国防犯協会連合会と警察庁が毎年実施している「全国地域安全運動中央大会」。今年は９月29日に東京都内で行われ、和泉中央連合自治会（佐藤愼会長）が防犯功労団体表彰を受賞した。

　同賞は各都道府県の推薦を経て選考されるもので、今年は25団体が受賞した。

　神奈川県代表となった和泉中央連合自治会は16の自治会・町内会からなり、１９８６年に発足。当時から重点施策の一つに「防犯」を掲げ、単会の防犯部が中心となって週１回の防犯パトロールや、地域内にある３つの小学校の登下校時の見守り活動を継続してきた。また現在は、泉区役所や泉警察とともに区役所から立場交差点付近までを見まわる官民合同パトロールも年２回実施。高齢者対象の喫茶店「いこいの家」では特殊詐欺防止を目的とした防犯講話や啓発チラシの配布を行うなど、さまざまな形で防犯意識の高揚に努めている点が評価された。

「賞に恥じないように」

　８月初旬に受賞の知らせを受け、９月29日に明治記念館＝東京・港区＝で警察庁長官から表彰状を受け取った佐藤会長は「全国規模の表彰は初めて。賞をもらったからにはさらにやらないといけない。賞に恥じないよう頑張りたい」と話した。

　同連合自治会は９月初旬にも神奈川県警本部と県防犯協会連合会から「関東防犯協会連絡協議会防犯功労者（団体）」の表彰も受けている。