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泉区 人物風土記

公開日:2022.11.17

泉防犯指導員連絡協議会の会長として地域のパトロールなどに取り組む
萩原 勝彦さん
領家在住 79歳

安全安心へ、意識高め

 ○…区内12の連合自治会・町内会の会長推薦で36人が選任されている防犯指導員。「青パト」での地域のパトロールを中心に交通安全や火災予防など、泉区の安全安心のための幅広い活動に取り組んでいる。そのメンバーを取りまとめる会長職に就いて7年ほど。「泉区は魅力あふれるまち。『住むなら泉区』の合言葉のように、安全・安心なまちに少しでもできたら」と思いを語る。

 ○…日頃から泉警察と連携しながら、防犯情報にはアンテナを張っている。近年は特殊詐欺の被害を防ぐ啓発に注力し、パトロール中も注意を呼びかける音声を流しながらまちを巡る。時折、青パトに向かって会釈や「いつもありがとう」と声をかけられることがあり、大きな励みになっているという。

 ○…領家の農家に生まれ、9人きょうだいの7番目。当時は岡津中学校が新橋町にあり、約4キロの道のりを歩いて通ったという。「このあたりは山林や田畑だったからね」。昭和60年代からの領家の宅地開発には開発組合のメンバーとしても携わった。そんな経緯もあり、領家自治会では今年の4月まで28年間会長を務めた。会社員として働きながらだったが、「ここは副会長が4人もいて、しっかり任せられるのでね」と組織力もあって乗り越えられた。

 ○…ある時「カマを持った男の人がいる」と小学生が騒ぎになったことがあったが、それはただの農作業中の男性だった。「でもそれくらいの意識を子どもたちが持っているのも防犯上は大事なこと」。一人ひとりの意識を高めることは、安全なまちづくりのために欠かせない。「静かで風光明媚、晴れた日には西を見れば富士山を望めるのが泉区」。愛着のあるまちゆえに、今日も安心のために力を尽くす。

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