中田小学校マーチングバンドが12月10日、さいたまスーパーアリーナで行われた第50回マーチングバンド全国大会に出場し、小学生の部・小編成で金賞を受賞した。大会では「千と千尋の神隠し」を題材にした楽曲で臨み、観客を魅了した。
同大会は日本マーチングバンド協会が主催する最高峰の大会。小学生から中学生、高校生、一般の部までがあり、中田小学校は11月の関東大会で金賞を受賞し、全国大会への推薦を受けて大舞台への出場権を手にした。
18年連続出場
中田小学校のマーチングバンドは今回で全国大会18年連続出場という名門。現在は卒業生や保護者が中心となって指導をしており、日々練習を続けている。
今年は3年生から6年生までの38人が在籍。1年前から選曲などの準備を進め、スタジオジブリのアニメ映画「千と千尋の神隠し」の作中楽曲で構成した「Spirited Away」をテーマに取り組んできた。
作品の世界観や場面ごとに変わる雰囲気を表現するため、子どもたちも実際に映画を鑑賞するなどしてイメージをふくらませたという。
6年生中心に「明るく」
全国大会の小学生・小編成部門には23校が出場。その中で中田小は最高評価の金賞を受賞した。「練習したことを本番の舞台でも発揮して、最高のパフォーマンスを」との思いで臨んだという部長の田渕陽毬さん(6年/メロフォン)。「明るくて楽しい今のメンバーらしい演奏ができたと思う」と笑顔で大会を振り返る。
3年生の時に同小マーチングバンドに憧れて楽器を手にしたという田渕さん。「最初は全然演奏もできなかった。けれど、こういう大きな大会に出た時に、今まで練習してきたからこそやりきれたんだと思えた」と話した。
地域の応援心強く
日頃から指導者として子どもたちに携わる境田美秀さんは「明るい6年生が中心となって引っ張ってくれた。誰かに見せる、見せたいという時にはみんな集中力がある」と評価し、「100点満点をあげたい」と称えた。
保護者会の代表を務める芳賀昌代さんは「卒業生やマーチング経験のある保護者などもいて、みんなで協力して取り組んでこられた。地域のみなさんの応援も心強かった」と感謝をのべた。
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