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泉区 教育

公開日:2023.02.09

領家中学校
自分だけの「価値」を考えて
 芸術家の松田さんが授業

  • 領家中の生徒に意見を聞く松田さん(左)

 芸術家が学校で授業を行い、教育とアートをつなぐ横浜市の事業「学校プログラム」の一環で1月27日、現代芸術家の松田修さんが領家中学校を訪れ、3年生に授業を行った。

 松田さんは「価値」について生徒たちに考えてもらう授業を展開。松田さんは「自分が同じ年頃の時、最も大きな価値はお金だった。でも世の中にはお金以外にもより多くの価値があることに気付いてほしい」との思いで授業に臨んだ。

 事前に配布した「中学3年生のお金ドリル」を用いながら、生徒たちは「自分にとって値段がつけられないものはあるか」「世の中に芸術は必要か」といった松田さんからの問いかけに頭を悩ませつつも、楽しみながら学びを深めた。

 授業に参加した生徒は「いろいろな価値観を再確認し、芸術の視野が広がり面白かった。自分にとって価値ある授業だったと思う」と話した。

 同校の市毛元主幹教諭は「高校受験を間近に控えた生徒たちにとって、良い息抜きにもなった。今後の人生で自分なりの価値を考える機会になれば」と話した。

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