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泉区 トップニュース政治

公開日:2023.04.13

統一地方選泉区選挙区
市・県とも現職が再選
トップは麓氏、田中氏

  • (左上から時計回りに)県議選でトップ当選した田中氏、市議選でトップ当選した麓氏(中央)、市議選で4期目当選を果たした横山氏(中央)、県議選で議席を守った松本氏(左)

 任期満了に伴う横浜市会議員選挙と神奈川県議会議員選挙が4月9日に投開票され、泉区選挙区では市会・県会ともに現職が当選し、議席を守った。市会・県会ともに前回トップの麓理恵氏(市会)、田中信次氏(県会)が再びトップ当選を果たした。

市会議員選挙

 泉区の市会議員選挙は今回、定数を「4」から「3」に変更して初の選挙。麓理恵氏(立民・64歳)、梶村充氏(自民・74歳)、横山勇太朗氏(自民・49歳)の現職3人に、堀江恵理子氏(共産・72歳)、坂田まさみ氏(無所属・55歳)、福井裕水氏(無所属・69歳)、村花宏史氏(無所属・46歳)の新人4人が挑む構図となったが、3議席ともに現職が守る形となった。

 1万5787票を得て前回に続いてトップ当選となった麓氏は「4期やってきたことが評価され、応援いただいたことが励みになった。山中市長の中期計画がスタートするので、前に進めていけるよう議論し、提言していきたい」と話した。また「投票率の低さは課題。例えばデジタル施策を進める中で、若い世代の投票のしやすさということも考えていかないといけない」と述べた。

 横山氏は前回より5000票近く伸ばして1万5328票に。「一昨年の市長選でIRを推進する側についたことがどう影響するかと思ったが、横浜の将来のために財政を重視してきたことは間違いではなかった。目先の課題、将来の課題のいずれも重要。行政サービス充実のためにもしっかり取り組みたい」と思いを語った。

 3番手には8762票を得た梶村氏が入り、新人の坂田氏(4846票)、堀江氏(4475票)、村花氏(1616票)、福井氏(1020票)は議席獲得には至らなかった。

県議会議員選挙

 泉区の県議会議員選挙は現職の田中信次氏(自民・43歳)、松本清氏(立民(推)・50歳)の2人と新人の西岡義高氏(国民・45歳)の計3人で2議席を争ったが、現職2人がそのまま議席を守る形となった。

 2万2200票で前回に続きトップ当選となった田中氏は「党への風向きが良くないようにも感じたが、これまでの働きを評価していただき、当選することができた。高齢者や多人数世帯、障害者などさまざまな立場の人にとって住みよいまちづくりを目指していきたい」と語った。

 2万395票を集めた松本氏は「勢力争いばかりがニュースになる政治に『期待していない』という声もあった中、現場で課題と向き合ってきた姿勢を評価してもらえたと思う。課題をひとつずつクリアし、それを発信することも一層取り組んでいきたい」とした。

 新人の西岡氏は8565票にとどまり、現職2人に及ばなかった。

 また同日行われた神奈川県知事選挙では、現職の黒岩祐治氏が193万3753票を集めて新人3人を破り、4回目の当選を果たす結果となった。

区内投票率は減

 今回の投票率は市会議員選挙が42・83%(前回比0・35ポイント増)、県議会議員選挙が41・37%(前回比0・21ポイント増)と全体としては微増した。

 だが泉区についてみると、市会議員選挙で41・82%と市平均を下回り、前回と比べても3・24ポイント減となった。県議会議員選挙でも41・72%と全県よりやや高かったものの、前回の44・90%から3・18ポイント減となった。

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