泉区 人物風土記
公開日:2023.05.11
4月付けで上飯田地区センターの館長に就いた
和田 泰彦さん
瀬谷区在住 61歳
人が交わり魅力高める
○…「人や団体を繋げる架け橋になれれば」と上飯田地区センターの新館長として抱負を語る。高齢者向け、子育て向けとイベントを分けるのではなく、「年代や性別、団体同士がクロスして関わり合えるようなことを企画したい」。今、館が持つ魅力を更に高め、広く発信していくことに力を入れたいという。
○…瀬谷区生まれ。「内向的だったかな」と振り返る。小中学生の頃はレース用の鳩を飼育。「朝は鳩を放ち、その間に小屋の清掃して、エサをあげたりしてね。楽しかったな」と笑う。「早く働きたい」と高校の先生に相談し、卒業後に横浜市へ入庁。「せっかく公務員になったのだから、大学に行った方がいい」と先生からのアドバイスを受け横浜国大の二部へ就職と同時に進学した。「大学では同世代もいたが、経験を積んだいろいろな人がいて、とても刺激を受け、人生の役に立った」
○…入庁後、農政や財政などを担当。「バブルの頃で、農地の売買も多く、『24時間働けますか』を地でやっていた」と懐かしむ。その後、介護保険の要介護認定制度の立ち上げ、ごみ収集の民営化、住基ネットなどに携わった。「大きな事業の経験や培ってきた人脈は私の財産」
○…自身を「フーテンの寅さん、ルパン三世」と称する。「ゆるーいキャラだけど、気持ちは熱い」とし、どんどん話しかけて欲しいと語る。気分転換は就職後に始めたテニス。今では卓球も楽しみの一つになった。「いろいろな人と出会うのが楽しみ。人と交わうことで何かが生まれる」と区民との交流に期待を寄せる。人が集まり、交流する場だけでなく、地区センターを『地域課題を解決する場』に――。知恵を出し合い、新たな魅力を創出する。
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