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公開日:2023.06.01

防災力向上マンション
風水害への対応高める
区内初の認定

  • サン・ステージ緑園都市西の街の外観

 災害に強いマンションの形成と地域住民を含めた防災力の向上を図るため、防災対策を実施しているマンションを横浜市が認定する「よこはま防災力向上マンション」に、緑園4丁目の「サン・ステージ緑園都市西の街」が認定された。認定は区内で初。

 2019年の台風19号で高層マンションの地下の電気系統施設が浸水で多大な被害を受けたことから始まった同認定制度。マンション周辺地域も含めた防災力向上を目的とし、被災時に防災拠点への人の集中を避ける狙いもある。

 サン・ステージ緑園都市西の街(地上14階・6棟・638戸)では、東日本大震災を契機に管理組合防災部会の下部組織として防災委員会を設置し、自治会および住民有志の協力で運営。震災時や火災時に各住戸、自衛消防隊、対策本部の活動を記載した防災活動マニュアルを作成していたが、今回の認定のために風水害時の活動を追加した。同管理組合の加藤統久理事長は「これまで地震を想定した防災活動を実施してきたが、今回の制度を受けて、台風・豪雨などの風水害の対応も改めて検討することができた」と話す。

 同マンションでは、在宅避難を基本とし、各住戸で7日分を目安に食料、水、非常用トイレの備蓄を呼び掛けている。今後は備蓄内容などの実施状況をアンケートするなどして現状を把握し、生活に合った防災活動を行っていきたいとしている。

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