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泉区 社会

公開日:2023.06.22

戸塚駅周辺道路
混雑緩和へ対策着々
来春、交通規制に着手

  • 昨年11月に行った東口の社会実験の概要(左)と西口駅前線の駐停車禁止区間

 戸塚駅周辺道路の混雑緩和へ向け、対策が着々と進んでいる。東口では昨秋の「交通社会実験」の結果がこのほどまとまり、西口周辺の駐停車禁止区間も固まってきている状況だ。対策は戸塚区役所と戸塚警察署が中心となって進めており、乗降場の新設・拡充や一方通行化の導入などにも着手しながら、駅周辺の安全性と利便性を確保したい考えという。

東口では交通社会実験

 昨年11月、1週間にわたり戸塚駅東口周辺で行われた交通社会実験。「モディ裏通り」(戸塚第556号線)を一方通行化(国道1号側からの進入を禁止)したほか、「戸塚駅前の通り」(県道203号線)の交差点付近にバリケードブロックを設置し、駐停車禁止のゾーンを明確化した=地図左参照。

 社会実験を機に新たな課題として浮かび上がったのが「戸塚駅東口入口」「上倉田」の交差点渋滞。特に上倉田では右折車の列が後続車の進行を妨げてしまい、今後両交差点の処理能力の向上を図っていくという。

 併せて対策を進めているのがバスロータリーの再編成。相鉄線三ツ境駅-戸塚駅東口間の路線バス停車場を西口へ移転するなど、バス会社と協議を重ねながら停車場を東口から西口へ移していきたい考え。また、バリアフリー化を図る目的で、タクシー乗降場の変更も視野に入れている。

 時期は未定だが、東口の一方通行化の導入、駐停車対策に着手する方針という。

西口では来春駅前規制

 戸塚駅西口駅前が、2024年春頃に駐停車禁止エリアに指定される=地図右参照。それに先立ち、市は第2バスセンター(元戸塚住宅公園前)に隣接するJR東日本の用地を一部買取し、マンション送迎バス乗降場新設と一般車乗降場の拡充を行う。20年春に実施した交通社会実験の結果を受けたもの。

 区では交通規制に併せ、第2バスセンターの整備、庁舎内にある第2交通広場への積極的な誘導を進める。当初予定されていた区庁舎周辺道路への交通規制は一旦見送り、禁止区間施行や近隣店舗の荷さばきの状況を見ながら再検討する。

 戸塚駅を利用する住民からは「西口の交通規制はドライバーの一人として安全のため賛成」、「東口は地下鉄を通したタイミングで車両対策をしておけばよかった」などの声があがった。

 区担当者は「これらの対策を実行することにより、安全で魅力があり、行き来がしやすい戸塚駅にしていきたい。理解と協力を」と話している。

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