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泉区 人物風土記

公開日:2023.06.22

7月20日に鎌倉芸術館で行われる「サマーバレエコンサート」に主演、プロデュースする
佐々木 悦子さん
中田南在住

バレエ人生の集大成を形に

 ○...7月20日に鎌倉芸術館で自身がプロデュースする「サマーバレエコンサート」を控え、「私にとって最初で最後のバレエコンサート。集大成として舞台に立てたら」と意気込む。プロになって活躍する教え子たちとも共演する。「踊れるか心配」と口にするが、心身ともに準備を整え本番に臨む。教え子からは「振付を期待している」とプレッシャーをかけられているそうで「がんばらなくっちゃ」と笑う。

 ○...秋田県大曲市(現・大仙市)の出身。6歳の時に母の影響でクラッシックバレエに出会う。「母自身が踊りたかったみたい。ずーっと応援してくれたのも嬉しかった」。踊れば踊るほど好きになり地元だけでは収まらず、1時間半をかけて秋田市内の教室に通った。「長期休みは東京まで行ってレッスンを受けたわ」と懐かしむ。

 ○...中学を卒業し、通信学校に通いながらSKD(松竹歌劇団)に入団。研究生としてレッスンを受けながら、「他のダンスも踊りたい」と大学に進学。コンテンポラリーダンスやミュージカルなど様々なダンスを習い視野を広げていった。子育てが一段落した20代後半、戸塚駅前でクラシックバレエの教室を開く。「子どもたちがどんどん上手になっていくのが楽しみ」と教える喜びを話す。基礎を大事にし、教え子が将来どんな種類のダンスに興味を持っても対応できる素地を作りたいという。指導して50年近く、多くの教え子が卒業した。

 ○...休日も体を動かし、『踊れる体』づくりに余念がない。「フラメンコとかも踊りたいんだよね。それから英語も学んで、海外でバレエレッスンも受けたい」と目を輝かす。「やりたいことを見つけられるのもバレエのおかげかな。一生続けてきてよかった」

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