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公開日:2023.06.29

大谷学園秀英高校
ドローン授業を導入
国家資格取得を支援

  • 提携書を手にする山口代表取締役(右)と栗原校長

  • 操縦技術を習う生徒たち

 和泉町の私立秀英高校(栗原誠司校長)はこのほど、ドローン操縦の国家資格を取得できる授業を今秋から取り入れると発表した。同校によると、校内で国家資格のための講習、試験が受けられるのは国内初だという。

 同校を運営する学校法人大谷学園(大谷高理事長)は6月20日、生徒たちが企業や社会で活躍できる可能性を広げようと、ドローン事業を運営するスタードローン株式会社(山口純平代表取締役/本社・厚木市)と業務提携を結んだ。

 ドローンは昨年12月に国家ライセンス制度が導入され、需要が今後も高まると期待されているキャリア。ドローン授業は希望者による選択制で9月より開始予定。夏休みなどに集中講習を開くことも予定している。現在は同校のみで実施予定だが、今後は集中講習に系列校の生徒や卒業生、保護者なども受講できるようにしていくという。

 栗原校長は調印式で「ドローンの活用用途は更に広がっている。国家資格の取得は生徒の進学や就職での武器になる。そしてドローン技術を使って社会貢献に役立てて欲しい」と話した。

 講師派遣など行う山口代表は「若い世代の人に早い段階でドローンに触れてほしい。今後の可能性が広がるはず」とコメントした。

生徒も期待

 調印式当日は体育館で講習も開かれ、生徒たちはドローンをコース通りに飛行させる操縦方法や、カメラコントロールなどを学んだ。初めてドローンを操縦した生徒は、「微調整は難しかったが、楽しくできた。授業でできるなら受けたい」とドローン授業導入を喜んでいた。

 講師の一人は「指使いはゲームの操作と似ているので、生徒たちには親しみがあるはず。授業では安全性や基礎をしっかり教えたい」とした。

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