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泉区 スポーツ

公開日:2023.07.06

松陽高女子バスケ
県総体で13年ぶり8強
秋の大会で「さらに上を」

  • 秋の大会に向け意気込む松陽高女子バスケ部3年生(後列右端は岡野教諭)

 県立松陽高校の女子バスケットボール部がこのほど、県高校総体(インターハイ予選)で13年ぶりとなるベスト8入りを果たした。

 ベスト4をかけたブロック決勝で鵠沼高(藤沢市)に38対75で敗れ、決勝リーグ進出はならなかったが、秋のウィンターカップ県予選の出場権は手にした松陽高。主将の漢城(あやき)深宙(みひろ)さん(3年)は「悔しさはウィンターカップで晴らしたい」と意気込む。

 鵠沼高は決勝リーグを全勝で優勝するなど、県の高校女子バスケ界で「ひとつ抜けている」と評される存在。松陽高バスケ部の顧問を務める岡野晃教諭(42歳)も「松陽もブロックが違えば、決勝リーグ進出も夢ではないレベルには来ていた」と手応えを明かす。

 一方で、「高さや速さなど個人の能力は高くない。強みはチームプレー。頭も使いながらシステムで戦ってきた」と語る。

勤勉に練習重ね

 連携プレーが強みの松陽。必然的にチームでの練習量は多くなるが、「とにかく勤勉に練習する子たち。朝練も毎日、土日の自主練も一生懸命やっています」と岡野教諭も目を細める。

 部員たちは「自分たちより早く起きて家族がお弁当を作ってくれたりする。そういうのも力になる」と笑顔で語る。

 また今年から、かつて松陽高バスケ部をけん引した阿部哲也さんもコーチに就任し、OB・OGのサポートや応援も手厚くなっているという。

 岡野教諭は「練習の支援や会場での応援など心強いです。選手もプレーに余裕が出てくれば、さらに上を目指せるはず」と期待を込める。

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