泉区 トップニュース社会
公開日:2023.07.20
手話サークル「鈴」が35周年
「楽しく」聴覚障害のりこえ
泉区内で活動を続ける手話サークル「鈴」がこのほど、活動35周年を迎えた。テレビドラマなどの影響もあって近年も会員数が増えているといい、「自分のペースで続けられるのがいい」とメンバーは笑顔を見せる。
同サークルが発足したのは1988(昭和63)年。3カ月ほどの手話講習会を経て、勉強会を続ける目的で参加者たちがサークルを立ち上げたという。現在は毎月第2〜4木曜を活動日とし、泉区社会福祉協議会内のふれあいホームやいずみ中央地域ケアプラザで活動を続けている。
同サークルでは毎回2人が当番を担ってその日の進行を担当するほか、会の役員も1年で交代している。会に加わって10年ほどという代表の浦崎千鶴さんは「とにかく『楽しいサークル』というのが引き継がれてきた文化。メンバーが変わってもサークルが存続し続けてきたのはそれが大きいのでは」と語る。
聴覚障害がある会員も
サークルの会員は現在27人。年に6回は外部講師を招いた勉強会も行い、手話の文化や歴史についても学んでいる。
メンバーの中には聴覚障害がある会員も8人いるといい、「中途障害で耳が聞こえなくなった人も一緒に学んでいたり、手話を学ぶ上で勉強になることが多い」と浦崎さん。現在も会員は随時募集中という(年会費4800円)。
問い合わせはいずみ区民活動支援センター(【電話】045・800・2393)へ。
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