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公開日:2023.08.03
2023年上半期
救急出場、泉区は減少
市全体では過去最多ペース
横浜市消防局がこのほど、2023年上半期の火災・救急概況(速報)を発表した。横浜市全体で火災は378件で前年同期比42件増、救急出場は過去最多を更新して11万6999件で前年同期比3772件増。泉区では火災が13件と前年より1件多かったが、救急出場は市内で唯一減少し、4563件だった。
火災件数は前年より42件増加したものの、2022年は過去10年で2番目に少ない件数だったこともあり、過去10年の平均と比較すると32件少ない件数。
出火原因の1位は放火(疑いを含む)で23件増の68件。次いでたばこ60件(10件増)、こんろ42件(3件増)だった。
住宅火災についてみると、出火原因の1位は5年連続で「こんろ」となり32件。その経過をみると、「放置する・忘れる」が10件、「可燃物が動いて火源に触れる」が7件となっている。
泉区についてみると火災件数は13件で前年比1件増。過去10年平均の17件に比べると4件少なかった。
7歳未満が増加
救急出場は過去最多となった2022年(年間24万4086件)をさらに上回るペース。搬送人員9万4436人も前年同期比2604人増で過去最多を更新した。
1日当たりに平均すると646件で、2分14秒に1回救急車が出場している計算になる。
搬送人員を年代別にみると、65歳以上の高齢者が5万3242人(56・4%)、18歳〜64歳が2万9763人(31・5%)となっている。今回特に目立ったのが7歳未満の「新生・乳幼児」で前年同期比で2045人増加の7971人。
泉区についてみると、救急出場4563件は前年同期比173件減。救急出場件数は市内全体でみると年々右肩上がりで、2020年に一度減少したものの、22年は過去最多になるなど再び増加に転じている。区別にみると、減少しているのは泉区だけだった。
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