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公開日:2023.09.14
テアトルフォンテ
文化発信し続け30周年
「気軽に非日常を楽しんで」
いずみ中央駅直結の泉区民文化センター「テアトルフォンテ」が9月3日、開館から30周年を迎えた。市内3館目の区民文化センターとして1993年に開館した同施設は、ホールでのコンサートや演劇、ギャラリーでの作品展示など文化の発信拠点としての役割を担い続けている。佐藤智弘館長は「気軽に文化に接する機会をこれからも提供していきたい」と思いを語る。
まちと共に歩み
相鉄いずみ野線延伸により、いずみ中央駅が開業したのが1990年。1993年4月に相鉄ライフいずみ中央が開業し、同年9月3日に相鉄ライフ3階にテアトルフォンテは開館した。フランス語で「テアトル」は劇場や演劇のことで、「フォンテ」は泉や源泉を意味する「fontaine」からつけられたという。昨年4月からは泉公会堂と同様に、相鉄企業(株)が施設の指定管理を担っている。
特徴の1つは340の客席が馬蹄形に並べられたメインホール。佐藤館長は「区民文化センターは各区で特色がありますが、テアトルフォンテが一番かっこいいんじゃないかと思っています」と語り、「独特の重厚な雰囲気が、非日常を演出するのにも一役買っているのでは」と話す。
担い手育成も
開館から30年を経て、施設の老朽化もあるが「造られた時代もあって、部材などは物がいい。適切なメンテナンスで長く使っていきたい」と佐藤館長。今年5月にはメインのピアノをヤマハの最高峰とされるグランドピアノ「CFX」に刷新した。
一方で「文化の担い手の高齢化ということも感じています」と明かす。そのため、若手アーティスト発掘のための登録アーティスト制度や、各種ワークショップにも取り組んでいるという。
佐藤館長は「ワンコインコンサートを楽しみに足を運んでくれる人もいる。気軽さを大事にしながら、これからもまちと共にある施設としていきたい」と思いを語った。
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