泉区 文化
公開日:2023.10.12
次世代の子どもたちに
保存会 馬場勝己会長(81歳)
横浜いずみ歌舞伎の立ち上げに協力し、初回公演から3年間は大道具として手伝い、そのあとは演者として関わってきた。「伝統を守り、つなげていく大変さが身に染みるよ」
舞台に立ち始めたころ、「舞台の上で舞い上がっちゃって、何をやったか覚えてないんだよね」と笑う。それでも演じる楽しさを「舞台で拍手をもらってごらん。そりゃ、うれしいから。それがあるから辞められないんだよな」
次世代の子どもたちに地元の伝統文化を伝えようと20年ほど前から小学校で歌舞伎を教え、学習発表内などで和泉っ子歌舞伎として「白波五人男」を発表してきた。だがコロナで活動を中断。「他市からも依頼もあるが、高齢化のために再開するのも難しい。次世代へ繋げなければという思いはあるのだけど、再開に必要なエネルギーは大きすぎる」と残念がる。
メンバーの増強は喫緊の課題。「後継者を育てながら新しい人にも入ってもらいたい。泉区は文化的な香りが高い街。土壌があるから、なんとか伝統を残したい」と危機感を募らせる。
今年は大学生も参加してくれた。「中学校や高校とも連絡を取り合い、歌舞伎を残せる道を作りたい」と意気込み、「そのためには多くの人の力が必要。私の役目はそれをつなぐこと」という。
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