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泉区 トップニュース教育

公開日:2023.11.02

日本生命
区内中学に「紙ペン」寄贈
障害者支援「きっかけに」

  • 梅宮副校長(左から2人目)と神山支社長(同3人目)

 日本生命がこのほど、泉区内の中学校に「横浜紙ペン」約4000本を寄贈した。区内の障害者施設を運営する「四季の会」が組み立てたもので、配布を通じて障害者の労働環境への関心にもつなげたいという。

約4000本を

 横浜紙ペンは国産再生紙を紙管に活用したボールペン。ボールペンは一般に、障害者作業所などで広く組立作業が行われているが、「工賃が安いのが課題」と四季の会の平井洋一理事。そこで脱プラスチックによるSDGsへの配慮やデザイン性などで付加価値を高め、適正価格での受注を目指しているのがこの横浜紙ペンという。

 今回寄贈したのは日本生命保険相互会社・横浜北支社(神山亮弘支社長)。同社では全国的に社会貢献事業に取り組んでおり、横浜紙ペンの意義を知ったことで寄贈への協力を決めたという。

 今回、泉区内の中学校に生徒・教職員分として約4000本を寄贈した。

学校も賛同

 10月24日には神山支社長らが中田中学校を訪問。同校の梅宮和幸副校長に同校分642セットを渡した。梅宮副校長は「生徒会でもプラ問題は関心が高い。障害者支援という意味でも賛同するので、生徒に周知したい」と話した。

 平井理事は「市内には多くの作業所があるが、小規模のところが多い。紙ペンが広まり、どこの障害者作業所でも作れるようなものに育てていけたら」と思いを語った。

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