泉区商店街連合会の５商店会が参加しているプレミアム付商品券が12月２日、３日に立場駅で販売され、両日とも開始10分ほどで完売する盛況ぶりだった。予定数は１日２５０冊で１人３冊まで。関係者は「初めてのことでどうなるかと思ったが、もっと多く用意しても良かった」と話した。

　プレミアム付商品券は１万３０００円分の商品券（１０００円券13枚）を１万円で販売し、地元商店会の活性化を図るもの。横浜市内各地ではこれまでに例があったが、泉区では今回が初の試みだった。

　商品券は地元の商店会加盟店舗のみで使用できるもので、「果たして買い求めてくれる人はどれだけいるのだろうか」という懸念もあったという。だが、販売初日となった12月２日、販売開始の午前10時にはすでに立場駅構内に行列ができていた。販売を開始するや10分ほどで販売予定数の２５０冊が完売する人気ぶりをみせた。

　先頭に並んだ中田東在住の女性は朝８時前から販売を待ったという。「行きつけのお店で忘年会をする予定があったので、がんばって並びました。こういう企画はうれしい」と話し、３冊の商品券を買い求めた。

反省は｢次回に｣

　今回のプレミアム付商品券事業の準備を担った中田中央商店会の吉田礼児会長は「思った以上の反響に驚きました。まだまだ地元商店会にもできることがあると感じさせられ、うれしく思いました」と笑顔を見せる。

　一方で「それと同時に、買いたくても買えなかった人がいたことには申し訳ない思いがあり、今回の反省や課題を次回以降に生かしたい」と話した。