戸塚駅西口の戸塚第２バスセンター（元住宅公園前）に隣接する拡幅地の工事がこのほど完了し、１月30日から運用を開始している。３月末までに送迎バスなどの乗降場も整備される予定だ。

　戸塚駅西口の戸塚駅前線では朝夕のラッシュ時に発生する慢性的な渋滞が課題となっていた。市などが昨年11月から工事を進め、一般車両の乗降場が３台から４台分に増設されたほか、タクシーの待機所を新たに整備。また一般開放に伴い、反対側の歩道と結ばれていた中央部の横断歩道は利用できなくなった。

　第２バスセンターの工事は今年３月末までに完了予定で、▽マンションなどの送迎バス２台分の乗降場新設、▽送迎バス３台分の待機場新設、▽歩道の拡幅が整備されるという。

　工事の目的は、第２バスセンター周辺で乗降のために一時停車していたマンションなどの送迎バスの乗降場を確保するため。今回の工事により、一時停車による戸塚駅西口周辺の混雑や、追い越し車両が事故につながる危険性などの緩和が期待される。

５月から駐停車禁止へ

　第２バスセンターの本格的な運用は４月から開始される予定。５月からは戸塚駅前線が駐停車禁止エリアに指定される見込みで、駅西口の渋滞対策が進行している。

　戸塚区役所は「今回の工事は、戸塚駅前にあるさまざまな課題解決の第一歩になる。４月の運用開始から５月の駐停車禁止エリア指定までの１か月で、第２バスセンターの利用に慣れていただければ」と話している。